成人式は誰にとっても一生に一度の大切な日です。
特に女性の方は、華やかな振袖に憧れていらっしゃる方がきっと多いのではないでしょうか。
しかし、振袖を選ぶ際サイズ選びでお悩みの方が多いのも事実です。
そこで今回は振袖のサイズの選び方についてご紹介します。
振袖のレンタルをお考えの方はぜひお役立てください。
サイズ展開はさまざま!
振袖にサイズがあるのをご存知でしょうか。
振袖のサイズは、主にS・M・L・LLの4つに分かれています。
そこで、ここからは各サイズについて順番に、詳しく解説していきますね。
まずSサイズは、最も小さな小柄な方向けのサイズです。
これは珍しいものではく、多くの振袖店が取り扱っており、主に目安となる身長は140から150cm前後の方向けでしょう。
次にMサイズです。
振袖のサイズとしてはちょうど中間のもので、平均的なスタイルの方向けです。
目安の身長は、150から165cm前後の方向けでしょう。
この次のサイズとなるのがLサイズです。
Lサイズは身長が高い方や少しふくよかな方向けのサイズになっています。
Lサイズからは、お店でも大きめのサイズとして扱われるようになり、目安の身長は155から170cm前後を想定しているため、高めの身長の方にオススメでしょう。
最後に、LLサイズです。
これは、Lサイズの枠よりもさらに身長が高めの方向けのサイズです。
主な身長の目安は163cmから168cm前後の方を想定しています。
特に、レンタルショップでは取り扱っているところが少ないため、LLサイズの振袖をお求めの方は注意が必要でしょう。
このように、まずは自分の身長を目安におおよそのサイズを確認してみると良いでしょう。
身丈のサイズが大切
振袖のサイズを決める際は、以下のような項目があります。
・身丈(みたけ):振袖の肩部分から裾までの長さ
・着丈(きたけ):着付けをした後の肩から裾の長さ
・裄丈(ゆきたけ):背中の中心部分から袖先までの長さ
・袖丈(そでたけ):袖部分の縦の長さ
・袖幅(そではば):袖単体の横の長さ
・後ろ幅(うしろはば):後身頃の背縫いから端までの幅
・前幅(まえはば):前身頃のおくみ部分から端までの幅
このように振袖のサイズを決めるためには、さまざまな項目があります。
ここからは、この中の「身丈」「裄丈」「袖丈」について詳しくご紹介していきましょう。
まず、サイズ選びの際に最も重要になるのが身丈です。
身丈とは、先ほど少しお話ししたように振袖の肩部分から裾までの長さのことです。
また、振袖を着た状態では身丈でなく着丈と呼ばれるため、注意しましょう。
次に裄丈です。
これは、簡単に言うと腕の長さのことです。
うなじから肩先を通して水平に伸ばした腕のくるぶしまでを測ります。
着る方ご本人の好みによっては、裄丈を長めにしてみるのも良いでしょう。
最後に、袖丈です。
袖丈とは袖を上げたときに、下に垂れている部分の上下の長さのことを指します。
好みによっては、上下の長さを調節してみるのも1つの方法でしょう。
そして、この3つの中でも特に重要なのが「身丈」のサイズです。
女性の場合、着物や振袖の着付けでは腰部分で着物を折り返す「おはしょり」というものを行います。
つまり、「着丈+おはしょり=身丈」ということになります。
そのため、身丈はおおよそご本人の身長程度と考えられるのが一般的でしょう。
美しく振袖を着るには、身丈が合っているかがとても大切です。
また、振袖のサイズの測り方はお店によって違うため、実際のサイズに微妙な違いが生まれてくる場合が考えられるでしょう。
そのため、振袖を決める際は必ず試着をしてみて、着心地を確かめることが大切です。
体型別にみるサイズ選びのポイントとは?
振袖をはじめとする着物には、洋服とは異なり、着付けによって寸法を変えられるという特徴があります。
しかし、同じ振袖でも着る人の体型によって雰囲気が変わってしまうのも事実でしょう。
それでは、どんな点に注意すれば自分の身長だけでなく、体系にも合った振袖を選べるのでしょうか。
そこで、ここからは体型によって振袖を選ぶ際に注意するべきポイントをご紹介していきます。
背の高い、背の低い場合
背の高い方は、少し長めに袖丈をとると全体のバランスが良くなります。
反対に、小柄な方は袖丈を短くすることが多いでしょう。
しかし、これはご本人の好みによるため、明確な決まりではありません。
ふくよかな方の場合
ふくよかな方は、身丈や裄丈だけでなく、ヒップサイズも大切になってきます。
そのためレンタルする際は、身丈がちょうどよいものでもヒップサイズが合っているかどうかを必ず確認しましょう。
このように、身長だけで振袖のサイズを判断するのでなく、実際に試着してみて自分の体型にもピッタリなものを選ぶようにしましょう。
まとめ
今回は、振袖のサイズの選び方をご紹介しました。
振袖にはさまざまなサイズがあり、それを決める項目の中でも最も注目してほしいのが身丈です。
自分に合ったサイズの振袖を着ることは、着崩れを防ぎ、何よりご本人を華やかに飾ってくれるでしょう。
今回の記事が、振袖をレンタルする際のお役に立てれば幸いです。