振袖の総絞りとは?振袖をレンタルしよう!

振袖の総絞りとは?振袖をレンタルしよう!

振袖に興味をお持ちの皆さん、総絞りの振袖についてご存知ですか。
着物にはさまざまな種類がありますが、その中でも総絞りは高価な部類のものになります。
それでは、総絞りと他の着物の違いは何なのでしょうか。
また総絞りには、どのような魅力があるのでしょうか。
今回は、振袖の総絞りについてご紹介します。

総絞りについて

振袖を探し始めたばかりの方は、総絞りという言葉は初めてお聞きになるかもしれません。
まずは総絞りについてご説明します。

総絞りとは着物を染める技法の1つで、全ての布地を絞り染めと呼ばれる技法で染めたものになります。
また、非常に高い技術を要する技法であるため、日本古来の伝統的な技法の一つとして認められています。

それでは、総絞りの歴史はどのようなものなのでしょうか。
絞りの歴史は非常に古く、発生したのは紀元前のインドやアフリカなどの世界各地だと言われています。
日本では、江戸時代に上級の女性の間で人気が出ており、女性の憧れの着物とされていました。
それから何百年が経過した今もなお、多くの人々を魅了して止まない総絞りには、このような長い歴史があるのです。

それでは、具体的にどのような方法で、総絞りの振袖は作られるのでしょうか。
絞り染めを行う際には、糸を用いて小さくつまんだ生地を括っていきます。
そのようにして括られた部分の生地は、染色のあとでも色が染まらないで白く残ります。
この後に色染めを行ったあとに糸を抜くと、括り粒と呼ばれる模様が生地にあらわれて、独特の模様になります。
このような総絞りの特徴的な外観や雰囲気に惹かれて、総絞りを選択される方も多いでしょう。

職人は手作業でこれらの粒を作っていき、一着あたり、約二十万粒もの括り粒を作成します。
これを全ての生地に行うのが総絞りなので、総絞りの振袖を作るのがいかに大変な作業かがお分かり頂けるでしょう。

基本的には1人の職人が1着の総絞りを作るので、作成に要する期間は数ヶ月から1年以上かかる場合もあります。
そのため、ご自身の総絞りの振袖のご購入を検討されている方は、時間に余裕を持って計画されると良いでしょう。

さらに予算も一定以上必要になります。
購入する場合は、最低でも約30万円は必要でしょう。
最高級品のものは1000万円近くすると言われています。
レンタルの場合は、約10万円から50万円ほどかかりますが、総絞りのレンタルは比較的数が少ないため注意しましょう。

このように、総絞りを着たい方は、時間と予算に余裕を持って検討されると良いでしょう。

プリント絞りについて

総絞りは人気のある振袖ですが、購入するには非常に高額であるため、諦めてしまう方もいらっしゃるでしょう。
しかし、どうしても総絞りの着物を着用したい思われる方も多いと思います。
そんな方におすすめなのが、プリント絞りと呼ばれる振袖です。

プリント絞りとは、絞りの柄や質感を真似たものがプリントされた振袖のことです。
実際には絞られていないため、表面を触ってみるとデコボコがなく、平であることが特徴でしょう。
そのため、お手軽に総絞りの外見を楽しみたい方におすすめです。

さらに、プリント絞りの中には全てがプリントではなく、一部が実際に絞られているものもあります。
これらは東南アジアなどの人件費を抑えられる場所で作られており、その関係で値段も比較的安くなっているのでしょう。

総絞りには手が出せないけれど、限られた予算で総絞りの雰囲気を味わいたい方はぜひこちらもご確認してみてはいかがでしょうか。
さらには、レンタルをご検討されても良いかもしれませんね。

総絞りの魅力について

最後に、総絞りの魅力を3つご紹介します。

個性的である

総絞りは、全て手作りであるため、個性的なデザインとなっています。
総絞りは高価なうえ、流通量も少ないので周りの人と被る心配もないでしょう。
小物にもこだわることで、よりあなたらしさを表現できます。
そのため、自分の個性をアピールしたい、周りの人とは違う振袖を着たい方にとって、総絞りの振袖はおすすめでしょう。

長期間に渡って着続けられる

振袖は成人式の時に着るのが一般的ですが、その他にも友人の結婚式、お見合いやパーティーでも着用可能です。
また、自分が着終わったあとでも、自分の子供や孫にも引き継げます。

上記でもご紹介した通り、総絞りは長い歴史を持っており、伝統的なデザインはいつの時代においても価値を持ち続けます。
自分だけでなく、下の世代にも振袖を受け継がせたいとお考えの方は、ぜひ総絞りを検討されると良いでしょう。

上品な見た目である

総絞りは華やかさだけではなく、上品さも演出してくれます。
お祝い事の行事に来ていくと、あなたのイメージが良くなるだけでなく、その場が上品に華やぐでしょう。

まとめ

今回は総絞りの振袖についてご紹介しました。
総絞りの歴史とその魅力について知ることで、総絞りに興味が出てきた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
振袖をお探しになる際は、ぜひご一考してみてください。
この他にも振袖に関してご質問等ございましたら、お気軽に当社までご連絡ください。