きれいに見える振袖ルール
普段着とはココが違う!おめかしの日のタブーときれいに見える振袖ルール
アクセサリー
アクセサリーはNGって
ほんとうなの?
すべてダメではありませんが繊細なデザインを選んで
小粒できらりと光るピアスやエレガントな指輪ならOKです。時計はしませんが、 どうしてもというなら、繊細なものを選んで。避けてほしいのはネックレス。衿足を横切ってしまい、振袖姿が台無しです。
さりげなく溶け込む 繊細なデザインなら ピアスも指輪も お気に入りのものを。
歩き方
いまさら内股歩きは無理だけど、高感度抜群の私に見せるには?
この日は、セレブ気分でエレガントな私を意識して
足は外股、しかも、和装用バッグを肘にかけ、もう一方の手には大きなバッグと、かなり残念。この日だけは大きな荷物を持たなくてすむように考えて。歩くときは足先を真っすぐ前に出し、背筋を伸ばして!
足は外股、しかも、和装用バッグを肘にかけ、もう一方の手には大きなバッグと、かなり残念。この日だけは大きな荷物を持たなくてすむように考えて。歩くときは足先を真っすぐ前に出し、背筋を伸ばして!
階段の上り下り
階段を前にしてたじろぐ私。どうも、洋服とは様子が違うみたい!
袖が長いので手で持ち上げましょう
上り下りとも、袖を持ち上げて、汚さな いように気をつけるのがポイントです。 両袖を片腕にのせてまう方法もあります。 また階段に対して体が正面だと裾を踏み やすいので、体はやや斜め向きに。
①両方の袖を重ね上前の端と一緒に持ち上げる方法。体はやや斜め向きに。
②両方の袖を片腕にしっかりのせてしまう方法もおすすめ。体はやや斜め向きに。
あいさつ
いつものクセでつい手を上げて振ってしまう…
振袖を着た日だけはあいさつも大人っぽく
少し背伸びをして、上品な女性を楽しんで。挨拶するときは、背筋を伸ばし、腰を支点に体を倒します。手は自然に体に沿わせて。バッグを持っていても同じです。頭がペコンとたれないように気をつけて。
腰を支点に、体を前にまっすぐ倒すのが正解。目上の方には深めに両手はふとももあたり。
小物づかい
子供っぽく見えないために!だって、きょうはシンデレラだから
大胆な動きをせずしとやかさを意識すること
この日はお姫さまなのですから、小物を取り出して使うときも優雅にしとやかに。携帯電話で話すときは、片手で袖口をそっとかばうだけでだんぜんきれい。
①汗をふくのではなく押さえる感じに。このときも、片手で袖口を押さえて。
②上げた手の袖口を片手でそっと押さえるのが正解。吊り革につかまるときも同様に袖口を押さえて。
車の乗り降り
いつものように車に乗ろうとしたら裾ははだけるし、あちこちひっかけて、もう大変!おまけに頭もぶつけた!
乗り込む順序がまったく逆なので、覚えておいて
頭から乗り込もうとしないこと。まず最初にバッグをシートの奥に。次に、袖を体の前で重ね、シートに腰かけて、頭を先に車内に入れます。腰を軸に90度体の向きを変えて足を。降りるときはこの逆。
①あせらないでゆっくり優雅に。先にバッグを車内に入れ、両袖を体の前で重ねます。
②シートに腰かけ体の向きを変えながら両足を車内に。帯は背もたれにつけないで。
椅子に座るとき
バッグはどこに置くの?エレガントな大人ならどうするの?
バッグは背もたれに。そして、両袖に神経を注ぎましょう
椅子やソファに座るときは、最初にバッグを背もたれ側に置きます。次に、両袖を体の正面で重ねてから腰をおろします。座ったら、袖を膝の上に。帯がつぶれないよう、浅めに腰かけるのも大事なポイント。
静かに腰をおろし、袖を整え膝の上に。バッグは体の後ろ、背もたれとの間が低位置。
ドリンク
パーティの乾杯で嫉妬されるほど素敵に目立ちたい!
大胆な元気ポーズよりもしとやかさをアピールして
いつもと違う私を演出するなら、しとやかなポーズのほうが効果的。カクテルやワインで乾杯するときは、袖口を押さえグラスを高く上げすぎないのが秘訣。お茶が出された場合は両手でいただきましょう。
①乾杯のときはグラスの脚部分を持ち高く上げすぎず、片手で袖口を押さえて。
②茶碗を右手で持ち左手を軽く茶碗の底に。両手でいただくのは洋服でも同じこと。
食事
この日、立ち食いはしません!でもナプキンを女性らしく使うには?
専用のナプキンベルトを使うのがおすすめです。
立食パーティ以外立って食事をするのは厳禁です。食事をするときは椅子に座りナプキンベルトでナプキンをとめる方法がおすすめ。ナプキンがわりに大判のハンカチをバッグに入れておくと便利です。
携帯したいのが大判ハンカチとナフキンベルト。和装小物店で探してみて。
座ぶとんに座る
和室に案内されたら座ぶとんが。いったいどうすれば、恥をかかない?
座ぶとんに座るときは膝をついてからがルールです。
和室に案内されたら、まずはごあいさつ。そのあと、座ぶとんに座ります。つまりいきなり座ぶとんにのってあいさつするのはタブー。座ぶとんの後ろ端に膝をつき、手をついて座ぶとんに座ります。
写真を撮られるとき
いつもと違う私をセレブっぽく残したい!
左肩をカメラに見せ左足の親指に重心をかけます
振袖は左肩に模様があるので、それをカメラに見せる感じで体を少し斜めにふります。足は右足を少し引き、前に出ている左足の親指に重心をのせます。おなかは引っ込めお尻を突き出す感じにすればキレイ。
左側を見せる感じで立ち、袖を広げたりして振袖の美しさが際立つポーズを。
振袖を脱いだら アフターケアを忘れずに!
帰宅して振袖を脱いだら、お手入れも忘れずにするのが、大人のルール。 振袖大好きだから、次回も気持ちよく着られるようにしましょう。
- 振袖をハンガーにかけて湿気を飛ばします。
- しみを見つけたときはプロにおまかせを
- 振袖のたたみ方をマスターして
長襦袢のたたみ方
①衿が左、裾が右になるように置き、上前が上になるように重ねる。
②脇縫い線を持って、脇縫い線が見頃中央にくるように折る。
③下前の袖を外側に半分折り返す。袖口は、手前側の見頃の折り目より2センチほど内側になる。
④上前も脇縫い線が見頃中央にくるよう同様に折り、袖を半分に折って重ねる。
⑤丈を二つ折りにする。衿は折らずに、そのままの位置で形を整える。
振り袖のたたみ方
①衿が左、裾が右になるように置き、脇縫い線に沿って下前を重ねる。
②下前を、縫い目に沿って手前に折り返す。衿は内側に折る。
③上前を持ち、折り返した下前の上に重ねる。
④上前の脇縫い線を持ち、下前の脇縫い線に重ねる。衿も重ねる。
⑤左袖は、袖つけ線で折って、見頃の上に重ねる。
⑥裾を持って肩山に合わせる(裾は肩山から5センチ内側に控える)。
⑦右袖を袖つけ線で折って見頃の下に入れ、袂の残りは見頃にのせる。