振袖にはどんな柄がある?種類をご紹介します!

振袖にはどんな柄がある?種類をご紹介します!

振袖の柄には様々な種類がありますが、それぞれの柄に意味があることをみなさんはご存じでしょうか。
それぞれの柄が持っている意味を知っておくと、振袖選びが一層楽しくなります。
そこでこの記事では振袖に使われている文様や柄の種類をご紹介します。
また、選び方についても解説しますのでぜひ参考にしてくださいね。

振袖の文様の種類と意味を解説します!

まずは吉祥文様です。
吉祥文様とは、繁栄や長寿を表した柄のことで、縁起が良いとされている模様の一種です。
日本においては、お祝いの品や日用品、着物や工芸品などに吉祥文様があしらわれてきました。

吉祥文様で作られた柄で有名なのが「鶴」です。
鶴は、千年の長寿や生命力の高さの象徴としてよく知られており、おめでたい柄だと言えるでしょう。
鶴と一緒に亀や松なども描かれることが多いです。

また、「松竹梅」も吉祥文様の1つとして有名です。
冬の時期も葉をつける松と竹、冬を乗り越えて花を咲かせる梅にちなんで、寒さや逆境に負けないと考えられています。
加えて、神が宿ると言われている松は、1年間を通して枯れないことから長寿の意味も込められています。

次は花文様です。
これはその名の通り、花の柄をあしらった振袖です。
代表的なものに「牡丹」があります。
これは中国が唐である時代に、その頃奈良時代である日本に伝わりました。
それ以来、着物の文様として使われることが多くなっていったのです。

牡丹は花弁が大きいため、華やかな印象を与えてくれます。
豪華絢爛な牡丹の柄は多くの方の支持を集めています。

また、「桜」の柄も人気です。
日本の国花である桜は、繁栄や豊かさの象徴です。
桜と一口に言っても様々なデザインがあり、枝垂れ桜(しだれざくら)や桜づくしもあります。
確かに桜は春の花ですが、季節を問わず着用できるので安心してくださいね。

最後は有職文様です。
これは平安時代以来、公家の服装や調度品などの装飾に使われた独自の様式を持った文様のことです。

例えば、亀甲紋(きっこうもん)があります。
これは亀の甲羅に由来する六角形の文様です。
先ほどもご紹介したように、鶴と一緒に描かれるほどですから、亀にも長寿の想いが込められています。

また、唐草紋もあります。
これはつる草が流線形に絡み合ったように葉や花をあしらったものです。
つるが長く伸び続ける生命力の高さに由来して、長寿や子孫繁栄の象徴とも言われています。

振袖の柄が持つ意味とは?

ここでは振袖に使われることが多い柄の種類と意味をご紹介します。

まずは古典柄です。
成人式で着用する振袖の柄としてもっともオーソドックスだと言われるのがこの柄です。
先ほどご紹介したような桜や梅、牡丹などの文様がよく用いられており、流行に左右されない魅力的な柄です。

次は新古典柄です。
これは先ほどの古典柄と同様、伝統的な文様をあしらっていますが、同時に幾何学的な染め分けや色使い、洋柄とのマッチングなど、流行的な要素も取り入れています。
そのため、流行している要素を入れた振袖を着用したいという方にとってはうってつけの振袖になるでしょう。

最後はモダン柄です。モダン柄は古典的な要素を無くして、バラや蝶などの洋風な印象が強いデザインに重きを置いています。
そのほかにもハートやチェック、ストライプのような自由度の高いデザインを使っているのが特徴的です。

ここからもイメージがつきますが、モダン柄は個性的です。
そのため、オリジナリティを出したい方にはモダン柄が向いていると言えるでしょう。

振袖の選び方を解説!

振袖はどのようにして選べば良いのでしょうか。
ここでは小柄な方と背が高い方に分けて解説します。

まずは小柄な方です。
この場合、小さい柄や細かい柄の振袖が向いています。
細かい柄がちりばめられている振袖であれば、繊細さや可愛らしさという小柄な方特有の良さを存分に発揮できるでしょう。

次は背が高い方です。
この場合、大きな柄や全体的に模様が入った振袖がオススメです。
生地の面積が大きくなるだけ、大きな柄もダイナミックに映るからです。
逆に小さい柄の振袖を着用すると、体型の大きさが強調されてしまいます。

また、痩せ型の方はどうすれば良いのでしょうか。
せっかくですから体格を少し大きく見せたいですよね。
そんな方には、パステル調の淡い色やボリューム感のある柄が良いでしょう。
淡い色は膨張するので、痩せ型の方でもふんわりとした印象を演出できます。

ぽっちゃり体型の方は濃い目の色にしてスッキリ感を出しましょう。
縦に線が入ったストライプや、斜め柄にするとよりスッキリ見せられます。

まとめ

振袖の文様や柄の種類と選び方を解説しました。
振袖には様々な文様や柄があることを知っていただけたでしょうか。
また、体格に分けて解説した選び方も参考にしていただけたと思います。
今回ご紹介したもの以外にもたくさんの柄がありますので、興味がある方はぜひチェックしてみてくださいね。