意外と知らない?振袖の保管方法を紹介します!

「振袖はどのように保管すれば良いか」「振袖を保管する際の湿気の対策方法を知りたい」
振袖のレンタルを考えていて、このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
振袖は値段の高いものが多いですし、できるだけ新品の状態を保ちたいですよね。
そこで今回の記事では、振袖の保管方法について解説します。

振袖の保管方法とは?

ここでは、振袖の保管方法を3つ紹介します。
それぞれの特徴をチェックして、ご自身にあった方法を選択しましょう。

1つ目は、桐タンスに保管する方法です。
桐タンスは、最も基本的で伝統のある保管方法であると言えるでしょう。
桐とは、カビの原因である湿気を吸収する効果が強い木材のことです。
桐に特有の自然の香りには、虫食いを防ぐ硬貨もあります。

日本においては昔から、理想的な衣装の保管方法は桐であるとされてきました。
桐タンスに収納する際は、本畳みした振袖をたとう紙で包み、たとう紙ごとタンスに入れましょう。
基本的には2つ折りである本畳みが良いですが、引き出しの長さと合わない場合は3つ折りでも良いです。

2つ目は、桐ケースに保管する方法です。
ご家庭に桐タンスがない場合は、桐の衣装ケースでも大丈夫です。
衣装箱とも呼ばれ、振袖を畳んだままの状態で平らに収納できるケースのことを表します。
振袖を1枚保管できる1段タイプから、数枚を一緒に保管できる5段タイプまで、さまざまな深さの桐ケースが販売されています。

クローゼットの中にそのまま入れられるような、コンパクトなサイズのものだと使い勝手が良いでしょう。
人気のインテリアブランドやインテリアの通販サイトでも売られています。
値段に関しても、数千円程度から販売されているため、タンスを買うよりもお得です。

3つ目は、着物専用保存袋に保管する方法です。
振袖の収納にあまりお金をかけたくない方は、着物専用保存袋がおすすめです。
抗菌効果や防虫効果が施されたものを選びましょう。
押入れやクローゼットのすきまに振袖を収納できるため非常に便利です。

最近ではインターネットでも売られており、1枚あたり1000円から2000円程度で購入できます。
しかし、保存袋を使用する場合は、タンスや桐ケースと比較してシワがつきやすいため、こまめに確認しましょう。
また、振袖を重ねて収納できないので、何枚かを一緒に保管する際には適していません。

3種類の保管方法について紹介しましたが、プラスチックの衣装ケースで保管したいと考える方もいるかもしれません。
しかし、プラスチックは振袖と相性が悪いため、あまりおすすめできません。
プラスチックは湿気がこもりやすいというデメリットがあり、振袖にカビが生える原因になるでしょう。

振袖を保管する際は湿気対策をしよう!

湿気対策をしておかないと、知らない間に振袖にカビが生えてしまう可能性があります。
そのため、湿気を取り除く工夫をしておきましょう。

まずは、虫干しをするのが効果的です。
虫干しとは、2日以上晴れの日が続いた翌日の10時から15時に、着物用ハンガーで振袖を陰干しする方法です。
日光が直接当たると、色ヤケのリスクがあるので注意してください。
また、窓を開けて風がよく通るようにしましょう。

虫干しをしている間に、たとう紙の手入れをしておくのがおすすめです。
虫干しのタイミングは、年間を通して最も湿度が低い2月頃が良いとされています。
成人式が終わった後のタイミングで、湿気が気になる方は行ってみましょう。

次に、タンスの換気をすることも大切です。
天候の良い日にタンスを開けて、近くで扇風機を回しましょう。
振袖を出し入れする必要がないため、忙しくてなかなか虫干しができない方にはおすすめです。

振袖を保管する際の注意点とは?

振袖を保管する際には、2つのことに気をつける必要があります。
それぞれの注意点を確認し、振袖の状態を綺麗に保ちましょう。

1つ目の注意点は、防虫剤や防湿剤を入れておくことです。
虫干しや換気はついつい忘れがちであり、気付いたらカビが生えているという事態にもなりかねません。
一般的なもので大丈夫なので、必ず防虫剤や防湿剤を入れておきましょう。
ただし、薬剤が入っていると、変色などの原因になるため避けましょう。

2つ目の注意点は、たとう紙を適度にチェックしておくことです。
1年で2回程度は、振袖を取り出してたとう紙の状態を見てみましょう。
その際には、黄ばんでいないか、毛羽立っていないか、ふにゃふにゃしていないかを確認すると良いです。
たとう紙の状態が悪いと、振袖をしっかりと保護できないため注意しましょう。

まとめ

振袖の保管方法や保管する際の注意点について解説しました。
今回紹介した保管方法を参考にして、振袖をきれいな状態に保ちましょう。
また、カビの発生を防ぐためにも、しっかりと湿気対策を行っておくことも大切です。
振袖の購入やレンタルをお考えの方は、ぜひ当社をご利用ください。