七五三のお参りのタイミングとは?大安や六曜について解説

七五三のお参り時期についてお悩みではありませんか。
七五三では縁起が良いとされている大安の日に、七五三をお祝いするという方も多いでしょう。
ただし、大安以外にも縁起が良い日や時間があります。
そこで今回は、七五三のお参りのタイミングについて解説します。
ぜひ、参考にしてください。

大安と六曜について解説!

七五三は日本に昔からある伝統的な文化です。
七五三の日にちは11月15日と言われていますが、近年では共働き家庭が増えたことや感染対策の観点から、11月15日やシーズン中を外して七五三を行う家庭が多いです。

ただ、シーズンではないタイミングで七五三を行ったとしても、何気ない日よりも良い日と言われる日に七五三を行いたいですよね。
そこで、役に立つものが六曜です。

六曜とは、大安や仏滅などの日柄のことを指します。
各六曜について詳しく解説します。

1つ目は先勝です。
先勝とは、「先んずれば即ち勝つ」という意味を持ちます。
万事に急ぐことが良いとされており、特に午前中は吉、午後2時から6時までは凶と言われています。

2つ目は友引です。
友引とは、「凶事に友を引く」という意味を持ちます。
ただし、かつては「勝負なき日と知るべし」と言われており、勝負事では何事でも引き分けになるという日とされていました。
特に朝は吉、昼は凶、夕は大吉と言われています。

3つ目は先負です。
先負とは、「先んずれば即ち負ける」という意味を持ちます。
万事に平成であることが良いとされており、勝負事や急用といった大事なものは避けるべきという考え方です。

4つ目は仏滅です。
仏滅とは、「仏も滅するような大凶の日」という意味を持ちます。
この日は、六曜の中で最悪の日とされており、婚礼などの祝儀は忌む方が良いという傾向にあります。

5つ目は大安です。
大安とは、「大いに安し」という意味を持ちます。
仏滅に対して、六曜の中でも最も良い日とされています。
成功しないことはないと言われている日なため、めでたい席は大安に行われることが多いです。

6つ目は赤口です。
赤口とは、午前11時ごろから午後1時ごろまでの丑の刻のみが、基地とされている日です。
そのため、それ以外の時間は凶と言われています。

六曜を詳しく理解し、ご自身にとって最適な日を選びましょう。

仏滅の日の七五三について解説!

仏滅の日は、前述でも述べたとおり、六曜の中でも最悪な日とされています。
ただし、仕事や年齢の関係で、仏滅に七五三をせざるを得ない場合があるでしょう。
そこでここでは、そんな仏滅の日に行う七五三について解説します。

六曜の意味を見る限り、やはり大安や友引が良いと考えてしまう方も少なくないでしょう。
しかし実際は、七五三のお祝いは仏滅でも問題はありません。

本来、七五三と六曜には大きな関係性はないからです。
六曜は一種の民間信仰のようなものなので、深く考える必要はありません。

七五三でお参りをする年齢について解説!

前述までは、七五三を行う日にちでよく耳にする六曜について解説しました。
ただし六曜以外にも、七五三で行うタイミングを判断するものがあります。

それは年齢です。
七五三といえば、数え年と満年齢という考え方があります。
ここでは、そんな七五三をお祝いする年齢について解説します。

七五三は名前の通り、3歳、5歳、7歳の3つのタイミングで行う儀式です。
3歳では「髪置の儀」、5歳では「袴着の儀」、7歳では「帯解の儀」という儀式をそれぞれに行います。

昔は、性別関係なく3つの儀式全てが行われていましたが、時代の流れやお祝いスタイルの変化などにより、近年のような性別によっての区別が付けられました。

たとえ同じ生まれ年であっても、七五三をお祝いするタイミングは2つに分けられます。

1つは、数え年です。
数え年とは、子供が生まれた瞬間を1歳とし、1月1日を迎えると1歳加えるという考え方です。
この数え年は、昔の日本や、今の韓国などで用いられています。

もう1つが、満年齢です。
満年齢とは、子供が生まれた瞬間を0歳とし、誕生日を迎えるごとに1歳加えるという考え方です。
現代の日本ではこの満年齢が主流です。

この2つの使い分けは、主に早生まれかどうかで決めることが多いです。
早生まれの場合、数え年で七五三をお祝いすると、3歳のお祝い時に非常に幼い実年齢2歳という年齢でお祝いすることになります。

七五三はただでさえ、慣れない行事です。
そのうえ、慣れない和装を着て写真撮影や儀式を行うので、子供にとっては非常に負荷のかかる行事です。

このように、子供の誕生月や成長度合いによって数え年と満年齢を使いわけると良いでしょう。

まとめ

今回は、七五三のお参りのタイミングについて解説しました。
近年、共働き家庭が増加していますし、さまざまな事情の関係で、シーズン中に七五三のお参りができないことも珍しくありません。
そこで六曜や、七五三の年齢について理解することで、さまざまな選択肢が生まれるでしょう。
ぜひ今回の記事を参考にしてください。