七五三のお参りの時期についてお悩みの方へ!過ぎてからのお参りについて解説

七五三のお参りの時期についてお悩みの方へ!過ぎてからのお参りについて解説

「都合が合わなくて七五三のお参り時期が過ぎてしまった」
という方はいらっしゃいませんか。
近年、このような方は増加しています。
そのような方には、ぜひ、お参り時期の考え方について知っていただきたいです。
そこで、今回は、七五三のシーズンが過ぎてからのお参りについて解説します。
ぜひ、参考にしてください。

通常のお参りシーズンについて解説!

七五三のお参りシーズンとして、最も有名なのが、11月15日です。
一般的には、11月15日が七五三の日と言われています。
ここでは、そんな通常のお参りシーズンについて解説します。

本来は、この11月15日に七五三のお祝いやお参りをするのが一般的でしたが、近年では、前倒しされることも多いです。
前倒しすると七五三は、10月中旬頃から行われています。
逆に11月15日以降に七五三を行う場合、もちろん七五三のお参りをする方はシーズン中よりも減っています。
混雑が苦手な方におすすめの時期と言えます。

また、11月15日近辺の土曜日や日曜日、祝日は、非常に混み合います。
このように、休みでなくても、大安の日であれば平日でも混み合う可能性があります。

そして七五三のシーズンの終わりとされるのが、11月23日の勤労感謝の日です。
この日は祝日であるため、土曜日や日曜日に関わらずお休みで、11月15日あたりで日程の都合が合わなかった家庭が七五三を行うことが多いです。

この日を境目に、神社やお寺は年末年始の雰囲気に一気に変わります。
仕事の都合などで、12月に行う予定の場合、神社やお寺によっては七五三の儀式を行なっていない可能性があるため、注意しましょう。

性別や生まれ月別の七五三の時期について解説!

七五三は、性別や年齢、生まれ月によって七五三の時期は異なります。
また、七五三には、年齢ごとに行われる儀式が異なり、意味も変わってきます。
七五三の予定がある方は、ここであらためて七五三を行う時期や儀式の意味について理解し、しっかりと意味のあるお参りをしましょう。

男の子の場合

男の子は、「袴着の儀」が対象です。
5歳になった男の子は、袴を履き、基盤の上で吉報を向いて立たせる儀式になっています。
古くは、男の子や女の子など関係なく3歳〜7歳の間に行われていました。

現在では、5歳で行われることが多く、地域によっては男の子も3歳で「髪置の儀」を行う地域もあります。
ただし、七五三に明確なルールはなく、男の子も女の子も3歳〜7歳で全てのお祝いをするのも一つの選択肢です。
ですので、男の子だから7歳のお祝いをしてはいけないというわけではないため、柔軟な考えで行いましょう。

女の子の場合

女の子は、3歳で髪を伸ばし始める「髪置の儀」と「帯解の儀」の2つを行います。
「髪置の儀」は、3歳で髪を伸ばし始める儀式であり、平安時代末期から長い間行われていました。

「帯解の儀」は、7歳になる女の子が着物の帯をつけ始める儀式のことを言います。
帯を締め、着物を身につけることで社会から認められる存在になります。
この世に生まれてきてくれたことに感謝し、今後の健康や成長を祈願するために儀式を行います。

この儀式に関しては、本来、男の子も女の子も9歳で行われていました。
時間が経つにつれ、男の子は5歳で、女の子は7歳で行われるようになり、現在でもその文化が引き継がれています。

ゴールデンウィークやお盆でも問題ないことを解説!

11月は仕事で忙しくて、七五三のために予定を空けることが困難な方がいらっしゃいます。
また、喪中や忌中などを避けるため、11月に七五三を行えないといった方も多いでしょう。
確かに、神社やお寺では、10月〜12月にかけて七五三の時期と設定しているところが多く、上記のような方は時期外れで行うこととなります。

ただし、時期外れだからといってルールに反するなんてことはありません。
七五三には明確なルールがないため、柔軟な考え方や判断で、それぞれの最適なタイミングで最適な形式で行うことが大切です。

ゴールデンウィークやお盆などに七五三を行うこともおすすめです。
また、寒い地域にお住まいの方にも、シーズン中は雪が積もる可能性があるため、夏に行うのも一つの選択肢でしょう。

七五三参り中に妊娠中の方がいらっしゃいます。
その場合、妊婦にとって負担のある着物はできる限り避け、熱中症にならないように、事前に飲み物や塩分チャージなどを用意しておきましょう。
子供が主役なのはもちろんですが、親の体調面にもしっかりと考慮することで、心配事なくお参りできます。

暑い季節での和装は、子供にとってかなり負担が掛かってしまうため、スタジオでの写真撮影のみ和装で、お参り時は洋装でも良いでしょう。
暑い季節に和装で外を歩くと、子供の皮膚は敏感なため、湿疹になりかねませんし、熱中症の危険性もあります。
暑い季節に行うのであれば、十分気をつけて行いましょう。


まとめ

今回は、七五三のシーズンが過ぎてからのお参りについて解説しました。
七五三のシーズンは、一般的に決まってはいますが、明確なルールは存在しません。
だからこそ、柔軟な考えで、楽しくお参りすることが大切です。
ぜひ、今回の記事を参考に素敵なお参りにしてくださいね。