振袖の柄でお悩みの方に向けて、花柄の持つ意味と牡丹の魅力をご紹介!

華やかな振袖には花が描かれていることが多いですが、みなさんはそれぞれの花にどのような意味が込められているのか、ご存じでしょうか。
また、どのような基準で振袖を選べば良いのか疑問に思っている方も多いでしょう。
そこで本記事では振袖の選び方と花に込められた意味、花柄を使ったコーデをご紹介します。

振袖の選び方を解説します!

振袖を選ぶ際には何を意識すれば良いのでしょうか。
意識していただきたいのは「色の特徴を知る」「体型別の選び方を知る」「柄に込められた意味を知る」の3つです。
それぞれのポイントを詳しく解説していきます。

色の特徴を知る

着物では、生地の色が全体の印象を左右します。
そのため、色選びは非常に重要です。
まずは演出したいイメージを固めて、色選びをすることが大切です。

例えば、赤は明るさを象徴し、青は落ち着いた印象が強いです。
また、黒は高級感やクールさを演出し、白は清楚な印象が強いです。
このように色によってイメージが大きく変わるので、色選びは大切です。

体型別の選び方を知る

同じ振袖でも、着る人の体型によって印象は変わります。
そのため、体型に合わせた振袖選びが大切になってきます。

例えば、身長が低い方は小さめの柄を選ぶと良いでしょう。
柄の大きさの目安としては、手の甲より小さいものを選んでください。
小花を散らしたような柄であったり、隙間が多い柄であったりがオススメです。

一方で身長が高い方は大きめの柄がオススメです。
身長が高い分、振袖が見える範囲が大きいため、大きな柄の方が美しく見えます。
柄の大きさは手のひらくらいのサイズを意識すると良いでしょう。
逆に、小さい柄を使ってしまうと隙間が多く見えてしまい、寂しい印象になる可能性があります。

また、華奢な方は淡い色がオススメです。
基本的に着物が似合う体型はある程度の厚みがある体型だと言われています。
そのため、膨張色である淡い色を使ってふんわりとした印象を強くしましょう。

ふくよかな方は縦方向に柄が入っている振袖を選ぶと良いでしょう。
上から下に視線を惹きつけるので、体型をうまくカバーしてくれます。
生地と柄の色、振袖と帯の色とのコントラストがはっきりしているコーデもすっきりとした見た目になるので非常にオススメです。

柄に込められた意味を知る

柄の中でも代表的なのが古典柄です。
古典柄とは、日本で昔から伝わっている伝統的な柄です。
薔薇や牡丹、桜などが挙げられます。
柄の意味を理解することによって、より振袖に愛着が湧くでしょう。
次の項では、振袖に使われる柄の意味について詳しく解説していきます。

振袖に使われる柄の意味を解説!

振袖に使われている柄には多くの意味が込められています。
ここでは4つの花の意味について解説していきます。

1つ目は椿です。
椿は着物によく用いられる花で、草花を文様とした草花文の一種です。
シンプルで清楚な印象であることから、振袖以外の和物にも多く取り入れられています。
椿が持っている意味は「永遠の美」「気取らない美しさ」「申し分ない魅力」などです。
また、厄除けの役割もあります。

2つ目は薔薇です。
華やかで高い人気を誇っている薔薇は、洋風のモダンな雰囲気が強い振袖に使われることが多いです。
定番カラーとして人気なのが赤色の薔薇ですが、ピンクや黄色など他のカラーも人気があります。

3つ目は牡丹です。
牡丹は古くから衣装の文様として使われており、縁起が非常に良いとされています。
小さな蕾から大きな花を咲かせるため、高貴や幸福といった意味が含まれています。
これからの成長が期待される新成人にとってふさわしい柄とも言えるでしょう。

4つ目は桜です。
桜は日本を象徴する花であるため、桜を取り入れている振袖はとても人気のある柄です。
春の花を象徴する花であり、春にはたくさんの花が芽吹くため、縁起の良いことの始まりを意味するとも言われています。

牡丹柄をはじめとした振袖のコーデを紹介します!

ここまで振袖に使われる柄に含まれる意味について解説しました。
ここからは古典柄に注目してコーデをご紹介します。

1つ目は植物柄と赤を組み合わせたコーデです。
定番の赤色に松竹梅や菊、牡丹などがあしらわれた振袖です。
クラシックな印象に仕上げたいという方にオススメです。

2つ目は植物柄と緑を組み合わせたコーデです。
人気カラーである緑に桜や菊などがデザインされた振袖です。
可愛い印象だけではなく、大人っぽさもプラスしてくれます。

3つ目は植物柄と青を組み合わせたコーデです。
雪輪や桜文様の中に植物柄が描かれた振袖は、重厚感を感じさせ、かっこいい印象に仕上げたいという方にオススメです。

まとめ

振袖の選び方と花に込められた意味、花を有効に使ったコーデをご紹介しました。
ご自身にマッチした振袖がどんなものなのか、イメージが湧きましたでしょうか。
後悔のない振袖選びにするために、じっくりと時間をかけて自分に合った振袖を探してみましょう。