お子さんの晴れ姿を見ることができる七五三。
主人公はお子さんですが、親御さんも晴れ姿を見れるため幸せな気持ちになれます。
しかし、祖父母も孫の晴れ姿を見たいと思うものです。
では、七五三に祖父母は呼ぶべきなのでしょうか、それとも呼ばないほうが良いのでしょうか。
祖父母は呼ぶ?呼ばない?
結論から述べますと、呼ぶ・呼ばないについては自由であり、特にルールはありません。
しかし、だからこそ呼ぶかどうか迷ってしまいますよね。
ここでは祖父母を呼ぶケース・呼ばないケースを、場合分けしてそれぞれ紹介していきます。
母方または父方のみを呼ぶケース
以下のケースが当てはまります。
・片方の祖父母が参加を辞退するケース
・片方の祖父母が遠い場所に住んでいるケース
両方の祖父母が集まると、気疲れしてしまいますよね。
一方の祖父母が遠慮していると分かった場合は、無理に呼ばなくても大丈夫でしょう。
気を遣って参加しない場合もあります。
自分たちの状況に応じて呼ぶ・呼ばないについて決めましょう。
両家の祖父母を呼ぶケース
この場合、ほとんどにおいて「両家の家が近かったから」呼ぶ、ということになっています。
アクセスや日程に問題が無ければ、両家の祖父母を呼ぶことになるかもしれません。
また、この場合では一方だけ呼ばないのが不自然であるため、どちらも呼ぶようになるでしょう。
どちらも呼ばないケース
以下のケースが当てはまります。
・遠方に住んでいる
・長距離移動で疲れしまう
・体調不良や身内の不幸があった
・交通費や宿泊場所の問題
両家とも祖父母が遠方に住んでいる場合、どちらも呼ばないということも考えられます。
交通費や宿泊場所の問題は、目を背けられません。
七五三での祖父母の服装のマナーについて
祖父母がくる場合、気をつけたいポイントの一つが服装です。
ここでは七五三にふさわしい服装やマナーを確認していきます。
・孫より格下の服装にしましょう
七五三の主人公はあくまでお子さんです。
お子さんの服装よりも格上の服装はマナー違反となります。
具体的には、和装よりも洋装の方が格下です。
お子さんが和装であればどちらでも構いませんが、洋装の場合は洋装を着る必要があります。
・両親の服装に合わせましょう
両親(父、母)が巡礼層の場合、祖父母も格を揃えるのが自然です。
両親がセレモニースーツを着る場合は、祖父母も洋装で統一します。
・お孫さんを引き立てましょう
繰り返しますが、主人公はお孫さんです。
両親も祖父母も、落ち着いた色や柄の服装にするよう心がけてください。
・両家の服装を揃えましょう
両家の祖父母がどちらも参加する場合に気をつけたいポイントです。
たとえば一方が準礼装の場合は、他方も準礼装にするべきです。
相手側に肩身の狭い思いをさせないために大切なポイントです。
・略装であってもラフすぎるのは避けましょう
カジュアルな格好での七五三は最近のトレンドであり、変なことではありません。
しかしだからといって、よれたシャツやジーンズといったカジュアルすぎる服装は、あまり七五三に適しません。
当日のスケジュールも大切です!
七五三に祖父母を誘う場合、服装以外に気をつけたい点が「スケジュール」です。
なぜなら七五三当日は意外とすることが多く、体力を消耗するためです。
神社へ参拝した後、記念写真を撮影し、食事会へ移るという流れは、想像以上に疲れることになります。
そのため祖父母が参加する場合は、少し余裕を持ったスケジュールを計画して体力に気遣う必要があります。
ここでは一般的なスケジュールの例と、あらかじめできる体力への配慮を紹介します。
・一般的なスケジュール
七五三の一般的なスケジュールは以下の通りです。
1:着付けやヘアメイク
2:お参り
3:フォトスタジオでの撮影
4:食事会
この流れは過不足なく、基本的にこの流れに沿うことでロスの少ない七五三にできます。
なお、着付けやヘアメイク、食事会の会場の予約、ご祈祷する場合はその予約など、あらかじめすることも多くなります。
日程が決まったら、速やかに手配してください。
・記念写真の前撮り
祖父母が同行する場合、1日で上記の計画をすべて行うのは、体力的に大変かもしれません。
そこでおすすめなのが、七五三の写真の前撮りです。
当日の内容が少なくなるため、体力に配慮したスケジュールとなります。
また、事前に撮影しておけば、次の予定を考えて焦るということも無くなります。
素敵な写真を撮りたい方にも、前撮りはおすすめです。
まとめ
七五三に祖父母を呼ぶかどうかについては、基本的にルールはありません。
一般に、祖父母が遠方に住んでいる場合、祖父母が気を遣って参加をしない場合、祖父母は参加しません。
祖父母が参加すると決まったら、まずは計画立てて手配を行いましょう。
その後、服装について祖父母にマナーを伝えてあげてください。
前もって行動して、素敵な七五三にしましょう。