振袖の着付けを自分でするのは可能?着付けの流れは?

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成人式で女性が着る振袖ですが、当日には着付けを行う必要があります。
そこで「着付けはどこに依頼するのだろう」と考える人もいるでしょうし、「自分で着付けできるのか」と考える人もいるかもしれません。

そこで今回の記事では自分で着付けることは可能か、着付けを依頼できる場所、着付けの流れについて紹介します。

成人式の振袖を自宅で着付けることは可能?

成人式の振袖を自宅で着付けることは可能です。

しかし振袖は帯広が広く硬いため、初心者が1人で着付けるのは困難。
親や兄弟など第3者に手伝ってもらわないと困難です。
そのため、基本的にはプロに頼むのがおすすめです。

自分で着付ける場合には事前に練習しておくと良いでしょう。
繰り返し練習しておけば、当日にスムーズに着付けられます。
万が一崩れてしまったときに備えて練習しておくのも良いでしょう。

振袖の着付けはどこに頼む?

では振袖の着付けは誰に依頼すると良いでしょう。
ここでは主な依頼場所を4つ紹介します。

1.美容室

1つ目の依頼場所は美容室。
中でもいつも通っている美容室であれば、よく知った客ということで時間の融通が利きますし、要望も伝えやすいためおすすめです。
何よりあなた自身についてよく把握してくれているでしょうから、満足のいく雰囲気や好みの仕上がりになるでしょう。

行きつけの美容室で着付けできない場合、振袖店を提携する美容室がおすすめ。
自宅や成人式解消から近いお店に依頼しやすく、当日もスムーズに着付け可能です。

2.ホテル

ホテルも着付け場所としておすすめ。
結婚式やパーティなどイベントを数多く行っているため、着付けにも慣れているでしょう。

ただし早朝から営業しているホテルは少ないのが欠点。
地域によってはホテルを探すのはとても困難かもしれません。

3.出張着付けサービス

当日の朝に自宅まで着付けに来てくれるサービスが存在します。
成人式の忙しい朝に着付けのために外出する必要が無く、時間的な余裕が持てるのが最大の魅力。
ただしヘアメイクができない場合もあるため、事前に確認しておくことが求められます。

4.合同着付け会場

呉服店や振袖を購入した店が、合同着付け会場をセッティングしてくれることもあります。
自分で着付けを依頼する場所を探す必要が無いのが魅力的ですよね。

一方自宅から遠い場所の場合は少し大変かもしれません。
また同時に沢山の着付けを行うため、個人的な要望や好みなどは伝えづらいかもしれません。

振袖を自分で着つける際の手順

最後に自分で着付ける場合の手順を確認しておきましょう。

1.和装下着を利用する

まずは和装用の下着の着付けを行います。

着物は寸胴であるほど美しい着こなしができるため、洋装用のブラジャーはあまり適しません。
和装用の下着を用意しておく必要があります。

続いて肌襦袢や裾除けなどの下着類を身に付けます
着崩れを防ぐ下着ですが、歩きやすくなるというメリットもあります。

2.足袋を履く

和装下着を身に付けたら、足袋を履きます。
振袖を着つけた後に足袋を履くと、着崩れしてしまうかもしれません。

3.補正する

補正アイテムを用いた補正をしていきます。
ウエストパットやヒップパットを用いれば、スタイルに合わせて補正していくことが可能です。
これらが無い場合は薄手のタオルでも問題ありません。

スタイルに合わせて凹凸のないように補正すると着崩れを防げますし、着物にしわが寄りません。
美しい振り袖姿にするためには欠かせない工程です。

4.長襦袢を着用する

下着と肌着類を身に付けて補正したら、次に身に付けるのは長襦袢です。
汗から振袖を守ってくれるアイテムで、このときは格のある礼装用のものを選んでください。

長襦袢には衿芯を通しておきましょう。
着崩れを防ぎ、美しい着こなしに一役買います。
その後こぶし1個分程度、襟の後ろを少し引き下げます。

次に行うのは衿合わせです。
衿の角度をしっかり調整してください。
下前と上前を合わせて、合わせ紐を締めます。

5.振袖を着用する

いよいよ振袖の着用です。
まずは裾を通し、振袖の衿を持って綺麗に羽織り直します。
しっかりと背中心を合わせてください。

次に裾をくるぶしが隠れる程度の長さに合わせます。
下前の位置が決まり次第、上前も腰ひもでしっかり固定します。
締めすぎると苦しいので、着崩れしないくらいの適切な下限をしてください。

そして身八つ口から手を入れおしゃしょりを整えます。
その後はコーリンベルトを留め、伊達締めで固定してください。

6.結帯を結ぶ

振袖の場合、さまざまな結び方があります。
デザインや振袖の全体観によって結び方は様々なので、自分に合ったものを探す必要があります。

まとめ

振袖の着付けは、自分で行うことも可能です。
ただし難しいので、基本はどこかに依頼するのをおすすめします。

なお振袖の着方を練習しておくと、当日着崩れたときに役立つのでおすすめです。
今回の記事が自分で着付ける場合の参考になれば幸いです。