七五三は数え年か満年齢どっちがいい?早生まれの場合についても解説します

七五三は数え年か満年齢どっちがいい?早生まれの場合についても解説します

七五三について、数え年と満年齢でどっちが正しいのかとお悩みの方には、数え年と満年齢の違いについて知っていただきたいです。
違いを知ることで、考え方に柔軟性が生まれ、風習に縛られることなく、最適なお祝い方法を選べるでしょう。
そこで、今回は七五三の数え年と満年齢について説明します。七五三 4歳

数え年と満年齢の七五三の違いを紹介!

七五三では数え年と満年齢の2つのお祝いの方法があります。
地域やご家庭ごとでも風習は異なります。
数え年と満年齢の違いを知り、ご自身の最適なタイミングを見つけましょう。

数え年

数え年とは、出生を1歳とし、元旦を迎えるごとに1歳年齢が増すという数え方です。
昔はこの考え方が主流とされてきました。
そのため、七五三のタイミングは1歳や2歳になります。

1歳や2歳であれば、七五三ならではの、子供のあどけなさが残る可愛い写真が撮れます。
写真に子供のあどけなさを残したい方には数え年がおすすめです。

子供の成長の差は、それぞれです。
体の成長が早い子供では、長時間の和装や神社での儀式にも耐えられるかもしれません。
ただし、体の成長が遅い子供であれば、七五三には耐えられない可能性もありますし、年齢的には、イヤイヤ期と被ってしまいます。

イヤイヤ期の子供は、何をするのもイヤと言います。
そのため、撮影や儀式が長引くことは念頭に入れつつ、子供の機嫌を損ねないためのおもちゃやお菓子などを準備しておくと良いでしょう。
これらを考慮して、選択することをおすすめします。

満年齢

満年齢とは、出生を0歳とする数え方です。
今の日本での年齢の数え方と同じです。
七五三において、昔は数え年が正式とされてきましたが、どちらでも問題ありません。
しかし、どちらかと言えば、満年齢でお祝いする方が多いようです。

たいていの子供はイヤイヤ期を終えているので、数え年と比べると、そこまで撮影が長引いたり苦労したりすることはないでしょう。

近年では、数え年の2歳の時にお参りは行わず、撮影だけ行い、2歳の可愛い瞬間を収め、満年齢の3歳の時には、記念撮影とお参りをしっかりと行う家庭もいます。
どちらも捨て難く、お悩みの方は、このような方法でお祝いしても良いでしょう。

早生まれの場合の七五三について紹介!

先程は、数え年と満年齢の2つについて説明しましたが、早生まれの子供の場合、どう考えたら良いのか迷いますよね。
ここでは、そんな早生まれの場合の考え方について説明します。

お子さんが1月1日から4月1日までの早生まれの場合も、数え年と満年齢の考え方のどちらでも基本的には問題ありません。
ただし、満年齢で行う場合、早生まれの子供は翌年の11月となります。

前述した通り、1歳や2歳の子供はイヤイヤ期があります。
もちろん子供によって成長の速さはそれぞれなので、ぐずらずいい子にしてくれる子供もいますが、子供にとって和装や神社での儀式は退屈なものです。

そのため、子供と両親の負担を考慮し、なるべく負担の少ない満年齢でお祝いするケースが多いです。
7歳にもなれば、ある程度和装にも耐えられるようになりますから、その場合、数え年でも負担は少ないでしょう。

2人以上子供がいる家庭では、同じタイミングで一緒に撮影やお参りをすることも1つの方法です。
事前準備や内祝いなど、ご両親にとってはなにかと忙しい七五三をまとめて済ませます。

このように、家庭の状況や子供の成長具合で数え年か満年齢かを決めることも1つの方法です。
先祖代々、行ってきた方法があるのならば、両家の祖父母にしっかりと説明し伝えておくことで、揉め事になることなくお祝いできます。

女の子は5歳で七五三はいけないのかについて紹介!

昔ながらの風習に従うと、5歳で男の子をお祝いし、7歳では女の子をお祝いするという形式が一般的で、よく知られています。
近年では、3歳では女の子のみのお祝いとする地域や昔どおりに5歳で女の子、7歳で男の子と分けてお祝いする地域もあります。
ですが、女の子が5歳で七五三のお祝いをしてはいけないことはありません。

また、11月16日から12月31日までに生まれた女の子が数え年で七五三をすると、満年齢では5歳になります。
この時点で風習に厳密には当てはまっていないことがわかります。
昔こそ、風習通りにすることが大切とされてきましたが、現代では、ご家庭や子供の事情に寄り添った柔軟なスケジュールが大切とされています。

七五三のお祝いをするタイミングに不正解などありません。
お祝いの心を持ちながら撮影や神社での儀式を行うことに意味があります。
正式な形に捉われすぎずに、兄弟姉妹の年齢差や成長具合、周りの環境などを考えて選びましょう。

まとめ

今回は、七五三の数え年と満年齢について説明しました。
たくさんの情報がある中で、何を選ぶべきか迷うでしょう。
数え年と満年齢について知ることで、ご自身にとって最適なお祝い方法を知れます。
ぜひ、今回の記事を参考に素敵な七五三にしてくださいね。