七五三のご祈祷についての疑問を全て解決!マナーや流れについて解説します

七五三のご祈祷についての疑問を全て解決!マナーや流れについて解説します
七五三でのご祈祷について、皆さんはどれほどご存知でしょうか。
神社で受けるのか、お寺で受けるのかによっても仕組みは異なります。
そんな違いもしっかりと理解し、スムーズにご祈祷しましょう。
そこで今回は、七五三でのご祈祷について説明します。
 

ご祈祷のマナーについて紹介!

 
七五三でご祈祷をするにあたって、知らないうちに「マナー違反だった」なんてことがあると困りますよね。
せっかくの子供の晴れ舞台をマナー違反が原因で台無しにしたくないでしょう。
そこで、ここでは、そんなご祈祷のマナーについて詳しく紹介します。
 
そもそも、ご祈祷とは、神様のご加護をいただけるように願いを捧げる儀式のことを言います。
七五三だけでなく、お宮参りや祝い事、商売繁盛など、さまざまな場面において神様からのご加護をいただきたいときにご祈祷が受けられます。
 
ご祈祷を受けるには、まず、お参りする神社でご祈祷の予約が必要か確認します。
七五三のお参りシーズンになると、混雑することもあるため、予約ができるなら予約しておくことをおすすめします。
 
特に、人気な神社においては、事前に予約できないこともあります。
必ずしも予約ができるというわけではなく、神社によってさまざまなので、電話やWEBで確認して、早めのうちに予約しておくと安心です。
 
次は、祈祷料を準備します。
ご祈祷を受ける際は、祈祷料を用意するのがマナーですので、必ず準備しましょう。
神社によって金額が定められていることもあります。
そのため、予約時に金額の確認も一緒に行うと良いでしょう。
 
祈祷料は、のし袋に入れて渡すのが一般的です。
のし袋は、めでたい場なので紅白や金銀で蝶結びの水引がついたものを選びます。
表書きには、水引よりも上の位置に「御初穂料」と記し、水引よりも下の位置に子供の名前をフルネームで記します。
 
また、お寺に祈祷料を納める場合は、「御初穂料」ではなく「御祈祷料」と記しましょう。
中袋には、表面に祈祷料の金額、裏面には、住所と子供の名前を記します。
 
祈祷料の準備ができたら、次に、服装を決めます。
一般的には、子供にふさわしい服装は、和装かフォーマルな洋服です。
 
ただし、和装の場合、子供の年齢に応じて着物が異なります。
 
3歳の男の子の場合、着物と袴、羽織または被布を着せます。
5歳の男の子の場合、着物と袴と羽織を着せます。
 
3歳の女の子の場合、被布を着せます。
7歳の女の子の場合、四つ身という子供用の着物に帯を締めます。
 
洋装の場合は、男の子であればスーツ、女の子であればワンピースやドレスなどを着ましょう。
いわゆる「よそ行き」のスタイルにすると問題はありません。
 
主役の子供以外の参加者は、子供の服装の格を意識し、子供より格上となる服装は避けましょう。
和装と洋装のどちらであっても、子供を引き立てるために上品で控えめな服装を選び、服装の雰囲気を参加者で合わせるようにするのをおすすめします。
 

ご祈祷の流れや相場について紹介!

 
ここではご祈祷の流れと祈祷料の相場について説明します。
 
拝殿に移動したら、初めに、お祓いをします。
お祓いを終えると神主によって祝詞が読まれ、神様へ感謝とご加護を受けた子供が健康にすくすくと育つことをお祈りします。
この祝詞が終わると、玉串と呼ばれる榊の小枝に白い紙で作られた紙垂を結びつけたものを神様に捧げます。
最後に、神主に改めて一礼し、ご祈祷が終わります。
 
ご祈祷後には、千歳飴やお菓子などが子供に渡されます。
ご祈祷中は静かに座っておかなければなりませんが、子供が小さいと我慢できない子もいて不安になる親御さんも多いです。
ただし、そうなった場合でも、優しく見守ってあげてくださいね。
 
祈祷料の相場は、5千円から1万円程度です。
ただし、神社によって金額を定めている神社もあれば、定めていない神社もあります。
お参り前に事前に確認しておくと良いでしょう。
 

お参り前に解決したい疑問について紹介!

 
中には、ご祈祷しなければ千歳飴はもらえないのかと不安になる親御さんがいます。
千歳飴は、ご祈祷を受ける際に授与品として含まれていることが多いです。
参拝のみで、ご祈祷しない場合、事前にデパートやスーパーマーケットなどで購入しておくと、当日に子供に千歳飴を持たせてあげられます。
 
また、ご祈祷にかかる時間について気になる方が多いですが、参拝先によって異なります。
ただし、一般的には15分程度とされています。
 
さらに、親御さんが仕事で忙しくて、撮影とお参りを同時にしたい方もいらっしゃいます。
同日撮影は可能ですが、子供の体力を考慮した場合、スケジュールがハードになることが考えられるため、あまりおすすめはしません。
余裕を持って参拝したい方は、前撮りや後撮りにしましょう。
 

まとめ

 
今回は、七五三でのご祈祷について説明しました。
ご祈祷は、人生において何度もできるものではありません。
だからこそ、ご祈祷についてしっかりと理解しておくことが大切です。
ぜひ、今回の記事を参考にしてみてはいかがでしょうか。