七五三のお参りは時期外れでも大丈夫?時期を外すメリットを解説

七五三のお参りは時期外れでも大丈夫?時期を外すメリットを解説
七五三のお参りを何らかの都合で時期を外す必要がある方は、一定数いらっしゃいます。
やむを得ない場合は良いとしても、中には計画的に時期を外す家庭もいます。
多くの七五三の形や時期を知ることで、ご家庭によって最適な時期を選べるでしょう。

そこで、ここでは、七五三のお参りを時期外れに行うことについて説明します。

 

時期外しの種類について説明!

 
七五三の時期をあえて外す「時期外し」という言葉があります。
出産の時期や海外に住んでいる方、急な入院や身内の不幸などで、七五三のシーズンにお参りできないという方も多くいらっしゃいます。
このようなご家庭の場合は、あえて時期を外します。
 
まず、数え年で七五三を行おうと考えていたが、急にできなくなった場合、あえて数え年ではなく満年齢でお祝いします。
満年齢でお祝いすることで、七五三の時期が遅いということがなくなります。
 
また、一度のお祝いとしてまとめて行う場合もあります。
男の子と女の子共に、年齢は違いますが、各々2回七五三のタイミングがあります。
そのため、本来は2回しますが、中には一度にまとめてお祝いされる方も少なくありません。
 
もちろん、2回ともお祝いするご家庭や地域もあります。
 
しかし、何らかの都合でできなくなった場合は、1回でも問題ありません。
男の子であれば、3歳にできない場合5歳に、女の子であれば3歳でできない場合7歳に行うことで、カバーが可能です。
 
さらに、思いっきり時期を外す方もいます。
七五三のシーズンは、10月から11月はもちろんのことながら、その2ヶ月の間でお参りできないのであれば、そのさらに前後の9月や12月で行うのが一般的です。
ただ、この9月から12月の間、全て都合が悪くお参りできない場合、都合の良い時期を神社に連絡し、相談した上で時期をずらすのも良いでしょう。
 
ここで注意したいのが、急に神社に訪れたとしても神主がいるとは限らないということです。
また、神主がいたとしても、祭典を行なっている可能性があるため、対応できるかは分かりません。
そのため、急に行ってもご祈祷ができないことも考えられます。
 
このようなことを避けるためにも、必ず電話やWEB等で確認し、予約しておくことが肝心です。
さらに、オフシーズンの場合、神社が千歳飴を用意できないことも考えられます。
予約の際に、千歳飴の有無も確認し、無い場合は事前に購入し用意しておきましょう。
 

忌中や喪中の場合について紹介!

 
忌中や喪中の場合、お参りを取りやめた方が良いのかと悩まれる方がいらっしゃいます。
忌中とは、身内が亡くなって50日以内のことを指し、喪中とは亡くなって1年のことを指します。
 
実際のところ、喪中であっても七五三の参拝を行っても問題ありません。
ただし、忌中である場合は不幸があって間もないこともあり、お祝い事は控える方が良いでしょう。
中には神社の鳥居をくぐってはいけないというしきたりがあります。
仮に、忌中と七五三が重なってしまった場合、時期をずらす、写真撮影だけを撮る、などの柔軟な対応をとって配慮しましょう。
 
さらに、最も喪中や忌中で尊重しなければならないのは、家族や親戚の心情です。
少しでも反対の声がある場合は、期中が明けてからもしばらくはお参りは避けましょう。
せっかくの子供の晴れの舞台である七五三ですから、みんなでお祝いの気持ちを持って祝福できるように、時期を決めることをおすすめします。
 

七五三の時期をずらすメリットについて紹介!

 
七五三の時期を外すことに抵抗感がある方も中には多いでしょう。
ただ、七五三の時期を外すことでのメリットも多くあります。
そこで、ここでは、そんな七五三の時期を外すことでのメリットについて説明します。
 
まず、大きなメリットとして挙げられるのは、混雑を避けられることです。
 
七五三シーズンの9月から12月、特に11月ごろは、神社が七五三でお参りしに来た家庭で大変混雑します。
ご祈祷を予約しているものの、待ち時間が発生することも考えられます。
また、せっかくの可愛い姿をカメラに収めようとしても、同じようにお参りしている方が写真に見切れることもあり、子供が1人で綺麗に写らない可能性があります。
 
近年は、撮影スタジオだけでなく、神社などの屋外で写真を撮る方も増えてきています。
本格的なカメラを用意しても、人が見切れてしまうと勿体無いですよね。
また、神社によっては写真撮影も予約が必要な場合があります。
 
綺麗な写真を撮りたい方や混雑が苦手な方には、七五三の時期を外すことでゆとりを持ってお参りできます。
少し時期を外すだけでも、待ち時間をはじめ、予約や駐車場の混雑も避けられるでしょう。
 

まとめ

 
今回は、七五三のお参りを時期外れに行うことについて説明しました。
時期外れの七五三は少し抵抗感がありますよね。
ただし、あくまでも主役は子供であるため、子供が引き立つように時期を外すことも一つの選択肢です。
ぜひ、今回の記事を参考に、時期外れの七五三を検討してみてはいかがでしょうか。