七五三では何をする?神社での流れを解説します!

七五三では何をする?神社での流れを解説します!

お子様の門出を祝う「七五三」。

七五三では神社にお詣りに行く方が多いですが、神社で具体的に何をするのかわからない方もいるはずです。
親が何をすれば良いか分からずあたふたしてしまえば、お子様の機嫌が悪くなってしまう場合もあります。
七五三では具体的に何をすれば良いのか、しっかりと理解しておきましょう。

七五三では神社で何をするのか?

神社に到着したら、まずは挨拶をして境内に入ります。
その後、先に記念写真を撮っておきましょう。
お子様が走り回ったりすると、着崩れたり、着物が汚れてしまったりすることもあります。
そうなる前に、まずは記念として、集合写真を撮っておきましょう。

次は、普段神社に行く時と同じように、手水舎で手や身体を清めます。
これは神様に失礼のないように行うので、省略してはいけません。
ちなみに、お寺の場合は香炉があるところも多いので、お線香の煙で身体を清めましょう。
香炉は「もくもくする」ため大変好きなお子様もいますが、火傷には十分気をつけて、お子様から目を離さないようにしましょう。

身を清めた後は、七五三の御祈願を受けます。
よく「ご祈祷」と呼ばれるものです。
全ての神社ではありませんが、御祈願中にお子様が玉串を奉納したり、焼香をあげたり、名前を呼ばれて返事をしたりすることもあります。
お子様の成長を感じられる良い機会になるのではないでしょうか。

お参りをしておくのも良いでしょう。
お参りに関してのマナーですが、神社では「二礼、二拍手、一礼」ですが、お寺では拍手せずに手を合わせなければなりません。
お子様が間違えてしまう分には仕方がないですが、親が手本を見せて、それを真似してもらうのが無難なはずです。

文字を書けるお子様であれば、絵馬を書くのも良いかも知れません。
せっかく神社に来たので、おみくじを引くのも良いでしょう。

また、お子様の写真をこまめに撮っておくことがおすすめです。

七五三の準備はどのようにする?

七五三に臨むに当たって、11月直前にバタバタすることを避けるため、早めに準備しておきましょう。
半年前から、「どの神社に参拝するか」「どこで食事するか」「服装はどうするか」をご家族で話し合って、決めていくのがおすすめです。
ネットで検索をしたり、七五三を経験した家族に相談したりするなどして、情報を収集しておきましょう。

ここまで早くから準備しなければならないのは、予約しなければならない項目が多いからです。

まずは写真撮影。
七五三は皆さん写真館で写真を撮るため、どんどん予約が埋まっていきます。
2〜3ヶ月前には写真撮影の日程を決定し、予約しておきたいものです。

また、ご祈祷にも予約が必要な場合もあるので、参拝する神社をまず決めておき、予約の必要があるかどうかを確認しておきましょう。

また、着付けやヘアセットが必要な場合はそれの予約をしなければなりません。
お子様のものだけでなく、必要であれば親の分の予約が必要です。

そして、必要であればレストランや料亭の予約も入れなければなりません。
この際には「何人で」「どのような人が来るのか」を決めておき、それに合わせたお店を予約しておきます。

1ヶ月前までには衣装の試着や、小物の準備を済ませておきます。
お子様は和装に慣れていないため、当日初めて着ることになれば、緊張してしまう場合も多いです。
草履、足袋など小物類も併せて、事前に一式試着し、慣れてもらうことを忘れないようにしましょう。

参拝当日のマナー

ご祈祷は無料で受けられるものではなく、ご祈祷を受ける際は、祈祷料を納めなければなりません。
相場は5000円から1万円程度です。

ただ、神社によっては金額が決まっているケースもあります。
神社にご祈祷の予約を入れる際、「ご祈祷の金額はいくらが良いですか」と聞くのが良いでしょう。
祈祷料はのし袋に入れて渡すのが一般的ですが、のし袋の水引は、紅白または金銀で蝶結びになっているものを選びましょう。
表書きには水引より上に「御初穂料」、下にはお子様のフルネームを入れましょう。

お寺の場合は「御初穂料」ではなく「お布施」となります。
中袋には表に金額、裏面に住所とお子様のフルネームを書くようにします。

手水舎で手や口をすすぐ際にも注意点があります。
まずは右手に柄杓を持ち左手を洗い、左手に持ち替えて右手を洗います。
その後、手水を口に含んで口をすすぐのですが、その際に柄杓に口をつけないようにしなければなりません。

お子様が何気なく口をつけてしまうことを防ぐために、「口をつけては駄目」と伝え、「ママのを見ていて」と見本を見せるのが効果的です。

最後に、柄杓の柄を立てて柄を洗います。
これらの動作は柄杓一杯の水で終えなければなりません。

まとめ

七五三シーズンはご祈祷にしても写真にしても、とにかく予約が埋まってしまいます。
「こうしておけば良かった」「こういう風にしたかった」と後悔することがないように、早め早めに行動していきましょう。