お宮参りに母親が着物を着ると授乳が大変?やりやすい方法をご紹介します!

お宮参りに母親が着物を着ると授乳が大変?やりやすい方法をご紹介します!
お子様が生まれて初めての行事となるお宮参り。
この特別な日には、母親も着物で参加したいと考える方が多くいらっしゃると思います。
しかし、産後明けの着物選びや授乳の方法など、多くの疑問や不安が浮かぶことも。
特に、授乳が必要な時期にお宮参りを行う母親にとって、どのように着物を着て授乳をするのか、という問題は無視できません。
 
この記事では、お宮参りで母親が着る着物の選び方から、授乳中でも無理なく着物を楽しむ方法、さらにはお宮参りで注意すべきポイントをご紹介します。
お宮参りの思い出を大変だったという感情ではなく、素晴らしいものにするためにお宮参りを控えている方はぜひお読みください。
 

お宮参りで母親が着る着物はどう選ぶ?

 
お宮参りに行く着物は、以下の5つのポイントを参考に選んでみてくださいね。
 
1.着物の種類と格
 
お宮参りで母親が着るべき着物の種類は、訪問着、附下、色無地が一般的です。
あくまでもお宮参りは、赤ちゃんが主役であることを忘れてはいけません。
赤ちゃんの衣装と同格か、それ以下の格の着物を選ぶことが大切ですよ。
礼装、準礼装、略礼装といった着物の格も考慮に入れ、最近では準礼装や略礼装が主流となっています。
また、訪問着は多様なデザインがあり、附下はよりカジュアルな印象を与えます。
 
2.色と柄
 
着物の色は派手すぎず、かつ明るく淡い色がおすすめです。
淡いピンクや水色など、優しい色調を選ぶと良いでしょう。
柄も派手なものは避け、赤ちゃんとの調和を考えながら選んでみてくださいね。
 
3.季節に合わせた選び方
 
夏は単衣や薄物、冬は袷といったように季節に合わせた着物を選びましょう。これにより、季節に合わせた選び方を意識することで、自分自身も快適に過ごせます。
単衣は裏地がなく、薄物は通気性が高い布地で作られているため暑い季節にむいており、袷は裏地があるため寒い季節に適しています。
 
4.帯の選び方
 
帯は袋帯が一般的ですが、袋帯の次に格式が高い名古屋帯も選択肢として挙げられます。
どちらも、着物のデザインや柄に合わせて選ぶことが大切です。
袋帯は華やかな印象を与え、名古屋帯はよりカジュアルな印象をあたえます。
 
5.メイクとヘアスタイル
 
メイクはナチュラルなものを心がけ、ヘアスタイルも清潔感を出すものを選びましょう。
上記を心がけることで、全体の印象が一層引き締まります。
強い香りの化粧品や香水も避けた方がベターです。
 

着物だと授乳が大変?やりやすい方法をご紹介!

 
着物を着ている場合は授乳ができないのではないか、と心配している方も多くいらっしゃると思いますが、着物を着ている際に授乳する方法としては以下の5つが挙げられます。
 
1.身八ツ口から授乳
 
着物の脇にある「身八ツ口」と呼ばれる開きを利用して授乳する方法です。
肌着の脇も切り開いておくと、よりスムーズに授乳できます。
 
2.襟元を開く方法
 
着物の襟を開いて授乳する方法ですが、こちらは着付けが得意な方、または同行者が着付けできる場合に限ります。
そうでない場合は、着崩れのリスクがあるためあまりおすすめできません。
 
3.さく乳しておく
 
さく乳しておいた母乳やミルクを哺乳瓶で与える方法もあります。
母乳をあらかじめさく乳しておくと他の家族も授乳のお世話ができるので、母親にとって大きな魅力ではないでしょうか。
ただ、さく乳した母乳は菌が繁殖しやすくなってしまうので、長時間の放置は避けた方がベターです。
 
4.ミルクを用意
 
赤ちゃんがミルクも飲める場合は、ミルクを用意しておくことで、授乳のストレスが減ります。
今後、母乳とミルクの併用を考えている場合は、お宮参りの前にミルクを飲ませてみても良いかもしれません。
 
5.事前にたっぷり授乳
 
お宮参り前に赤ちゃんにしっかりと母乳を与えておく方法もあります。
事前に母乳を与えておくことで儀式中の授乳を避けられますが、長時間経つと胸の張りが気になってしまうかもしれません。
 

着物でお宮参りに行く場合はここに注意!

 
着物でお宮参りをする際、授乳にも注意が必要ですが、それ以外の点でも注意しておきたいポイントをご紹介します。
 

暑さ・寒さ対策

 
お宮参りを行う時期は、赤ちゃんが生後1ヶ月を過ぎた頃ですので、体温調節がまだできません。
そのため、季節に合わせた対策が必要不可欠です。
特に、夏場は熱中症のリスクもあるため、風通しの良い祝い着や薄着の肌でを着用すると良いでしょう。
 

母親自身の体調

 
産後1カ月程度でまだ不安定なのは赤ちゃんだけではありません。
母親の体調も万全ではないので、無理のないスケジュールを心がけましょう。
特に着物を着る場合は、途中で苦しくならないように少し緩めに着付けてもらうことをおすすめします。
 
また、お宮参り当日にご祈祷やお食事会、写真館などのイベントを詰め込み過ぎても、母親の体調が悪くなってしまう原因となります。
後でダメージがくることを避けるためにも、スケジュールには余裕を持たせましょう。
 

まとめ

 
お宮参りで着物を着る母親にとって、着物選びから授乳方法まで悩みは尽きないものです。
産後すぐの行事で母親自身も大変だと感じる場面もあるでしょう。
そのため、無理のないスケジュールでお宮参りを計画することがポイントです。
 
また、お宮参りの際に着物を着る場合は、襟元を開いて授乳する方法や、さく乳する方法、ミルクを用意しておく方法など、いくつかの授乳方法があります。
ベストな授乳方法はそれぞれの事情によって異なるので、入念に計画した上で思い出に残るお宮参りにしてくださいね。