新しい命が家族に加わる瞬間は、何もかもが特別で大切な思い出として刻まれます。
これから子育てをする意欲はあるが、お子様が生まれてから続く伝統的な行事、特に「お宮参り」や「100日祝い」については、いつ行えば良いかわからず悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
この記事では、お宮参りと100日祝いの違いやそれぞれの最適なタイミング、さらには両者を同じ日に行うメリットについて解説します。
この記事でそれぞれのポイントを把握して、スムーズにお宮参りや100日祝いの日程を決めましょう。
お宮参りと100日祝いって違うの？
ここでは、お宮参りと100日祝いの違いを3つ、同じところを1つご紹介します。
お宮参りと100日祝いの違い
・基本的な違い
お宮参りと100日祝いは、どちらも日本の伝統的な行事です。
しかし、それぞれの目的や意味合いが異なります。
お宮参りは主に「誕生報告と健やかな成長」を願う行事である一方、100日祝いは「一生食べ物に困らないように」という願いが込められています。
・行事のタイミング
お宮参りは通常、生後30日前後に行われます。
しかし、100日祝いは、名前の通り生後100日前後に行います。
このタイミングは、赤ちゃんの成長段階や家族の都合によって多少前後することもありますが、基本的な目安としては上記のタイミングが一般的です。
・行事の場所と服装
お宮参りは神社で行われ、赤ちゃんは特別な祝い着(着物)を着用します。
一方で100日祝いは自宅やレストランで行われることが多く、服装に特別な決まりはありません。
しかし、記念撮影も考慮するると、どちらもそれぞれの場にふさわしい服装を選ぶことが望ましいです。
お宮参りと100日祝いで同じ点
・記念撮影は欠かせない
お宮参りも100日祝いも、赤ちゃんにとって初めての大きなイベントです。
そのため、記念撮影はできる限り行いましょう。
場所は神社、自宅、レストラン、フォトスタジオなど、ご自身にとって思い出に残したい場所で撮影をすると良いでしょう。
お宮参りはいつ行う？
お宮参りのタイミングは上記で生後30日前後とご紹介しましたが、正確なタイミングは男の子と女の子で異なります。
ここでは、お宮参りの正確なタイミングはもちろん、お宮参りが初めてのご両親であれば気になる服装や親族の参加についてご紹介します。
お宮参りの正確なタイミング
お宮参りは、男の子は生後31日〜32日目、女の子は32日〜33日目に行うのが一般的です。
しかし、この日でなくても問題はありません。
赤ちゃんやお母さまの体調を最優先に、日程を決めることが重要です。
服装について
お宮参りの際の赤ちゃんの服装は、伝統的には祝着が正装とされています。
しかし、最近ではベビードレスやアフガン(おくるみ)でも問題ありません。
ママの服装も、かつては着物が正装でしたが、現在は機能的な服装が選ばれることも多いです。
ただ、伝統的な行事に変わりはありませんので、過度な露出や派手すぎる服装は避けた方がベターと言えます。
親族の参加
お宮参りは、通常親族が参加する行事です。
特に遠方に住む親族がいる場合は、日程調整が必要になることもあります。
そのため、早めに計画を立てることが望ましいです。
日程が決まり次第、特に遠方に住んでいる親戚には迅速に連絡することを心がけましょう。
お宮参りとお食い初めは同じ日にしてもいいの？
お子様が生まれてから続く行事はお宮参りだけではありません。
お七夜やハーフバースデー、お食い初めなど多くの行事があります。
そこで、お宮参りとお食い初めを同じ日に行いたいと考える方もいらっしゃるでしょう。
結論から述べると、お宮参りとお食い初めを同じ日に行っても問題はありません。
むしろ、以下の4つのようなメリットがあります。
1.体調面のメリット
お宮参りとお食い初めを同じ日に行う場合、赤ちゃんやママの体調が安定する可能性が高いです。
特に、お食い初めの時期である生後100日前後は、体調が比較的安定しているため、安心して行事を楽しめます。
2.親族が集まりやすい
同じ日に行うことで、親族が一度に集まりやすくなります。
特に遠方に住む親族がいる場合は交通費や時間もかかるので、一度の集まりで二つの行事を済ませることができるのは大きなメリットです。
3.費用面のメリット
お宮参りとお食い初めを同じ日に行うことで、費用も一度にまとめられます。
お宮参りとお食い初めを別々にした場合、会食の場所や人数によって若干異なるものの、場合によってはまとまった出費になる可能性も否めません。
4.時間と労力の節約
同じ日に行うことで、準備や片付け、移動などの時間と労力を節約できます。
レストランやホテルを予約しようと思っていた場合は、その手間が一度で済むことは産後まもないお母さまの身体にとっても大きなメリットと言えるでしょう。
まとめ
お宮参りと100日祝い(お食い初め)。
これらは日本の美しい伝統として、新生児の成長や健康を願う大切な行事です。
いつ行うかに明確な決まりはありませんが、100日祝いは赤ちゃんの生後100日前後、お宮参りは30日前後が目安と言えます。
それぞれに独特の意味と目的があり、適切な時期や方法で行うことが望ましいです。
この記事を参考に、迷いなくお宮参りやその他の行事の日程を決めて、赤ちゃんの一生に一度の大切な瞬間をしっかりと祝いましょう。
その美しい瞬間を家族みんなで楽しみ、記念に残すことができると良いですね。
